ブンネ・ミュージックとは

~全ての人が音楽を楽しめるように~
誰でもすぐに音楽活動に参加できる、新しい楽器とメソッド

日本に先んじること約100年以上も前に、高齢化社会を迎えた北欧・スウェーデン。この国が現在のような福祉先進国になるまでには、様々な紆余曲折がありました。 長い試行錯誤の歴史を乗り越えてきたからこそ、年齢やハンデの有無に関わらず個人を尊重し、平等を大切にする精神が、人々の中に息づいています。

ブンネ・ミュージックは、そのような理念をもつスウェーデン人、ステン・ブンネ氏によって生み出されました。
氏が10代の頃にバンド活動を通じて経験した、仲間と演奏する喜び、達成感、幸福感を、より多くの人に味わって欲しいという願いが込められています。


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簡単に演奏できる”ブンネ楽器”で、音楽そのものを純粋に楽しむ。

はじめて楽器を手にした人が直面する最大の問題。それは、楽器を演奏するために必要な、高い技術の壁です。 音楽を奏でるために、細かな指使いや体の使い方を習得すること、譜面や音楽記号、コードといった音楽理論を学び、理解すること。それは健常な方であっても、なかなかにハードルが高いことといえるでしょう。 そこで、誰にでも演奏ができるようにと開発されたのが、”ブンネ楽器”です。健常な方だけでなく、幼児やご高齢者、もしくは何らかの機能障害をお持ちの方たちも、美しい音色で音楽が奏でられるように、デザインされています。これまで、手やカスタネットを叩く、マスカラを振るなど、リズムによる音楽参加だけしか行えなかった方も、メロディーやハーモニーを楽しみ、楽器習得の壁に阻まれることなく、音楽演奏を純粋に楽しむことができるようになります。

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”ブンネ・メソッド”で、人間の身体的・精神的・社会的な能力の活性化を支援する。

音楽を聴く事は、ストレスや肉体的な疲労を軽減したり、脳の活動を活性化したり、さまざまな良い影響を人にもたらします。そして、単に音楽を鑑賞をするときに比べて、自分で楽器を演奏するときには、脳のネットワークが更に活性化されることが、最近の研究で科学的に明らかになってきてました。 ブンネ楽器を用いたブンネ・メソッドを活用することで、音楽経験の有無や、身体の機能のハンデの有無に関わらず、誰もが演奏に参加できるようになり、一人ひとりがそれぞれに達成感や喜びを得ることができます。 現状日本においては、豊かな社会性や協調性、発想力の成長と身体的な発達を目的としたキッズ向けのメソッドと、認知症の予防や緩和、脳や身体機能の改善、運動機能・社会的能力・記憶領域の活性化などを目的とした、ご高齢者向けのメソッドが主に活用されています。

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お子様の初めての音楽教育に最適!楽しく音楽の基礎や感性、集中力等を養います。

「はじめての習い事には、何がいいだろう?」 「音楽を習わせたいけど、どんな楽器をさせたらいいかしら?」 お子様の将来のために、様々な習い事を検討されておられる保護者の方は、数多くいらっしゃると思います。 そのような方々におすすめなのが、音楽に合わせて自由な発想を持てる子どもたちを育てる”ブンネ・メソッド”です。 ブンネは1歳半からはじめることができ、基本的な音感を身につける事はもちろん、協調性、自主性、発想力といった感性も育む事が出来るのが特徴です。 ピアノやバイオリン、ギターなど、本格的に楽器を習い始めたいとお考えの方の場合は、その前段階として、基礎的な音楽的素養を身につける早期教育として取り入れておかれると効果的です。 教育先進国の北欧スウェーデンでは、はじめての音楽活動や早期教育の一環としてブンネが取り入れられ、国民的人気を誇るスター子役がブンネを実践していた事でも、脚光を浴びています。

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認知症予防、介護予防や、症状の緩和に。楽しみながら機能訓練を行えます。

認知症などの疾患に加え、さまざまな面で衰えがあらわれるご高齢の方には、日常的な身体・精神・社会的側面を活性化する働きかけや活動が必要です。 ご高齢の方や、後遺症などで身体的なハンデをかかええられている方でも、簡単に楽しく演奏参加ができるように開発された”ブンネ楽器”を用いた、ブンネ・メソッドによる音楽活動を通じて、楽しみながら脳や神経系統、記憶領域の活性化、運動能力、調整能力の維持、強化をはかることができます。 既に認知症などの症状が始まっておられる方への機能維持・症状の緩和を目指す集団での音楽活動として活用されているだけでなく、まだまだ健常でお元気な方の、趣味と実益を兼ねたアクティビティとしても、有益にご活用いただけます。新しい事にチャレンジすることがおっくうになってきている壮年期の方が、音楽を始めてみるのにも最適です。弾いてみたかった思い出の曲、憧れの曲を、奏でてみませんか?

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年齢、ハンデ、音楽教育の有無等、あらゆる垣根を越えて。音楽をバリアフリーに。

音楽が得意な方と、そうでない方が、一緒に演奏できる。 親世代、子世代、孫世代など、世代を超えて、共に楽しめる。 健常な方と、身体的な機能障害をお持ちの方、精神的な疾患をお持ちの方が、垣根を超えて一緒に活動できる。 どなたにでも簡単に音楽活動に参加できるブンネ楽器を用いることで、様々な垣根を越えて、より多くの方が、共に音楽を楽しむことが可能です。 例えば、おじい様・おばあ様とお孫さんが一緒に何かをしようと思った時。公園等で勢いよく走り回るお孫さんと体を使って遊ぶのは困難でも、ブンネで歌や音楽を一緒に楽しむことは可能です。少し長じたお孫さんが、ピアノやバイオリン等を習い始めたとしても、ブンネ楽器で一緒に演奏を楽しむことができます。このように、世代やハンデを越えて、バリアフリーに音楽を楽しんで共有できる事も、ブンネの大きな特徴です。 北欧で大切にされている互いの個を大切にする考え方を体感できる、人にやさしい楽器。それがブンネ楽器です。

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集団での音楽演奏を通じて、結束力、一体感を高める、チームビルディングに。

集団で音楽演奏をする事を通じて、一体感を高め、団結力、結束力を育み、コミュニケーションを円滑にします。 本国スウェーデンでは、ハンドボールのナショナルチームがブンネによる音楽活動によって成果を高め、ボルボ社、エリクソン社等の優良企業でもチームビルディング、すなわち、「仲間が思いを一つにして、一つのゴールに向かって進んでゆける組織づくり」と、「そのための良きリーダー育成」を目的として、使用された実績があります。 通常の楽器であれば、習得のためにかかる時間がネックになる集団での演奏が、ブンネ楽器を用いることで、すぐに実践できるようになります。合奏によって得られる達成感や連帯感などのプラスの側面のみを、短期間で得ることが可能です。 日本においてもブンネのチームビルディングとしての側面は活用されはじめています。例えば介護施設で、ケアスタッフさんとご入居者様が、ブンネを通じて同じ目線で向き合う事を通じて、両者に安心感、信頼感がもたらされ、関係性が良好になることで、クレームが減少したり、スタッフ間でのコミュニケーションが円滑化されることで、ミスや人間関係による摩擦が減少して、離職率の低下にも繋がったりしています。 ブンネを取り入れることで、入居者様にも喜ばれ、ケアスタッフさんのやりがいや定着率の向上も見込めることから、ブンネを取り入れる施設様の数は、年々増加しています。


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