単音フルート

1本の単音フルートで、1つの音を奏でるシンプルな楽器。
パイプオルガンの音管に発想を得た、あたたかく柔らかな音色が魅力です。

どなたでも演奏しやすいように設計されています

マウスピースをくわえて息を吹き込むだけで、簡単に音を出すことができる単音フルート。もみの木の質感が手なじみよい上に軽量であるため、どなたでも扱いやすくなっています。 各音をお一人おひとりが担当して、メロディーを部分的に奏でたり、曲の流れに合うタイミングで音を出したりします。大勢の方での合奏に適しています。 低音9音セット(A:ラ~F:ファまで)と、高音9音セット(F#:ファのシャープ~D:レまで)で構成されており、全18音を奏でることができます。洗浄可能なマウスピース付きで、衛生的に使用できます。

集中力を高め、コミュニケーションを促進

メロディや部分的な単音の演奏の際には、お互いの動きや音に対して意識を向け、自分の出番を待つことになります。そのため集中力は高められ、演奏を一緒にしている人同士のコミュニケーションを促進し、社会的な活動の側面を活性化します。小さなお子様の発育のためにも適していますし、ご高齢の方にも、さまざまな良い影響をもたらします。

口腔機能の維持や、呼吸機能の訓練として

息を吹き込んで音を出す単音フルートの演奏では、呼吸機能とお口の機能をコントロールする能力が必要となります。そしてこれらは、ご高齢の方が言語能力を維持することに欠かせない要素でもあります。 また演奏者は単音フルートを吹く度に、大きく息を吸い込み、肺に空気を送り込みます。それは、呼吸機能の訓練にもなりますし、通常より多くの酸素が脳に供給されることによって、脳の働きを助けることにもつながります。音楽を楽しみながら機能訓練ができるのも、単音フルートの重要な役割の一つです。

単音フルート演奏で変わったご高齢者

あるとき、数名の方がブンネ楽器を弾く事になっていましたが、その中の一人の男性は、顔色は白く、背中を丸め、遠い目をして、あまり気持ちが向いていない様子でした。 単音フルートを手渡されたその男性は、インストラクターから吹き方や音を出すタイミングを教わり、演奏を頼まれました。 はじめは集中できていない様子だった男性ですが、5分くらい経ったところで背筋はまっすぐに伸び、正しいタイミングでフルートを吹いていました。顔の血色も良くなり、他の参加者を意識しながら、音楽を通じてコミュニケーションをとっていたのです。 このように、はじめは消極的だったご高齢者が、ブンネ楽器の演奏を通じて外交的になり、いつのまにか姿勢や呼吸の状態が良くなっていることがあるのです。

※注
単音フルートは、他の一緒に楽器と演奏したり、複数の単音フルートを複数の方で奏でるなど、合奏に適した楽器です。 お一人で演奏される場合は、メロディー演奏に適したミニベース、弾き語りに適したスゥイングバー・ギター、様々な演奏スタイルが可能なチャイムバーをご使用ください。


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