ブンネ®メソッド

ブンネ・メソッドとは?

ブンネ・メソッドはスウェーデン発祥の音楽ケアです。
音楽をツールとして、人間の身体的・精神的・社会的な能力の活性化を支援します。楽器演奏する事は音楽を鑑賞する時に比べ、脳のネットワークをより活性化するとも言われています。このメソッドでは、北欧スウェーデンのステン・ブンネ氏によって開発されたブンネ®楽器を用いることで、音楽経験の有無などに関わらず、どなたでもすぐに演奏できるため、参加者の意欲を向上させるばかりではなく喜びや達成感をも与えることが出来ます。
またブンネ・メソッドでは、音楽療法ではなく「音楽ケア」としているため、今まで音楽の活動に関心がありながらも楽器演奏ができなかった施設職員の方も、この楽器を使う事によって有意義な音楽活動の空間を創り出すことができます。ブンネ®メソッドは、人間のあらゆる機能に働きかけるという意味でホリスティック(包括的)なものです。

楽器演奏は脳にどのような影響を与えるのか?
【How playing an instrument benefits your brain – Anita Collins】

ブンネ・メソッドの大切にしている考え方
●音楽の完成度 < 健康のため 成長のため 心身の機能維持のため コミュニケーションのため = 「人」が中心のケア技術
●年齢、ハンディキャップ、音楽経験の有無に関わらずボーダーレスで参加できる
●参加する人が主体
●「できた!」という成功体験を積み重ねる
●メソッドの流れ = 日常のケア技術のひとつ
●ブンネ楽器 = 参加する人の自分らしさを引き出すケアアイテム

ブンネ・メソッドの対象

高齢者
「生きる力の取り戻し!音楽は、認知症の状態に沈むことなく、人生の舞台に立ち続けるための素晴らしい道具となる。」
高齢者の身体・精神・社会的側面を、ダンス・記憶の訓練/脳の活性化・声と呼吸の活性化等のプログラムを通し、働きかけ活性化させます。例えば、歌を歌い演奏することは記憶を訓練する非常に自然な方法です。簡単な指示と操作が特徴のブンネ楽器を使用することで、高齢者の脳の訓練を容易に実現します。ブンネ氏は、「これらの訓練で最も重要なことは、まだ健康な状態にある脳細胞を活性化することだ」と語っています。このメソッドは、ケアスタッフと高齢者が同じレベルで向き合い、共に何かを創り出す活動です。そこには穏やかで自然な音楽演奏の瞬間が生まれ、両者に自信と安心感をもたらし、生きがいさえももたらす活動に発展していきます。
幼児・障がい者
「ブンネ・メソッドのセッションに参加することにより、身体的・精神的・社会的な成長や発達を促します」
子どもの豊かな感性、社会性、発想力の成長と身体的・精神的な発達を支援する音楽活動を行います。絵や物語、身体の動きを取り入れた様々な音あそびでは、子どものイマジネーションを刺激し、安心感、挑戦する意欲、集中力や問題解決に不可欠な想像力を成長段階に寄り添いながら育みます。また、ステン・ブンネ氏によって開発された音楽世界への導入に適した4種類の「ブンネ楽器」などでのアンサンブル体験では、グループの中で自分を発揮しながら、拍子・リズム・音程・調性などの基礎的な音楽の感覚と共に、仲間との調和・コミュニケーション力、主体性・自己肯定感を自然な形で楽しく身につけていきます。



ブンネ・メソッドは音楽経験の有無にかかわらず、短期間で習得できます。法人サービスや研修についてはこちらをご覧ください。

ユニバーサルデザインのブンネ楽器

楽器とメソッドの開発者であるステン・ブンネは言っています。
「私達は、ただシンプルに音楽を演奏させることで人の異なる機能を訓練しているのです。そして、これを可能にするために私達は、スウィングバーギター、ミニ・ベース、単音フルート、チャイムバーといった本物の楽器を新たにデザインしました。これらの新しい楽器を使えば、職員が障がい者や認知症の人々とともに音楽演奏会をアレンジすることが容易になります。楽器の取り扱いに練習は要りません。私達は音色のみに焦点をあててスイングを続けることができるのです。」
ブンネ・メソッドは、人間の存在と身体的・心理的・社会的・精神的といったすべての機能に関わっているという意味でホリスティック(包括的)なものです。

スウィングバーギタースウィング・バー・ギター(4弦)

ミニ・ベース
ミニ・ベース(1弦)

単音フルート
単音フルート(マウスピース付)

チャイムバー
チャイムバー

ステン・ブンネ氏のプロフィール

ステン・ブンネ氏人間の成長と発展をうながす道具としての音楽―この仕事に携わり35年間の経験を持つ氏は、スウェーデンの音楽療法の分野において第一人者の位置を保持しています。
またヨーテボリ大学、ヴェクショー大学、エーレブロ大学、ダーラナ大学の講師を経験。

1990年代にはダーラナ大学において2年間の音楽療法基礎教育プログラムを構築し、そのリーダーとして活躍した実績を持っています。2014年までヒューディクスヴァル(Hudiksvall)市の文化長として勤めました。

著書

  • 『一緒に歌おう!すべての子どもへのMING音楽の可能性ハンドブック』(社会教育インスティテュート、2002年)
  • 『高齢者ケアにおける音楽』(ミュージックヴェルクスタン、1986年)
  • 『マラカス、マリンバ、糸鋸ベース』(リーベル教育出版、1978年)
  • 『変化するミュージック・スクール、カルチャー・スクール−音楽教師が体験した可能性と困難』(ストックホルム王立音楽大学、MPC、ワーキング・ぺーパー、2005年)
  • スウェーデン政府基金による障害者支援のための音楽の新しい可能性についての情報プロジェクト・レポート『さあ、誰でも音楽ができるよ!』(ヒューディクスヴァル、ステファンスゴーデン、ワーキング・ペーパー、2002年)他

学歴

文学学士、社会学 ヨーテボリ大学/ウーメオ大学 1973年
音楽教師 カルマル大学 1979年
音楽セラピスト  ストックホルム王立音楽大学  1983年
 表現芸術セラピスト  スウェーデン表現芸術インスティテュート  1997年
 音楽教育学修士  ストックホルム王立大学  2006年
 修士号取得研究  ストックホルム王立音楽大学  2006年

楽器を使った楽しい認知症ケア「スウェーデンのブンネ®メソッド」出版しました

book

【内容紹介】
第1章 ブンネ・メソッドとは 著:ステン・ブンネ 編:ブンネ・ジャパン
第2章 スウェーデンの認知症ケアと緩和ケア 著:グスタフ・ストランデル様(株式会社舞浜倶楽部 社長)
第3章 ブンネ・メソッドを取り入れている施設 著:ブンネ・メソッド/ブンネ楽器導入施設様(日本とスウェーデン)

[詳細情報]
B5判/並製/88ページ/オールカラー/定価 2,000+税
発行・発売:株式会社メディア・ケアプラス

お買い求め頂ける書店・サイトは下記の通りです。
【書店】
丸善 丸の内本店
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ブンネ楽器を体験する場として、お気軽にご参加いただける「ブンネサークル」を実施しております。詳細はこちらから→ブンネサークル

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